住宅の雰囲気を大きく変えてくれるのが壁紙やクロスです。例えばどんなインテリアにも合わせやすいのは白やアイボリー系のクロス。また、部屋同士を同じ色に統一することで空間のつながりがでます。同じ白であっても質感によって部屋の雰囲気が変わるでしょう。ただし、真っ白すぎるクロスはくつろぎにくく、汚れや傷が目立つという意見もあります。
壁の一部をわざと目を引くアクセントクロスにして、空間を演出する手法もあります。白い壁色に指し色でアクセントクロスを使うことでインテリア性が高まるでしょう。ただし、一戸建て住宅のあちこちにアクセントクロスを使ってしまうと、逆にアクセントクロスが目立ちにくくなってしまいます。あくまでアクセントして量を調整するようにしてください。
壁紙は数年単位で張り替えるものです。また簡単にはがせる壁紙なども販売されています。そのため失敗したとしても後から修正することができるでしょう。その一方で修正が効かないのが床です。床は一度施工してしまうと張替が困難で、しかも部屋の雰囲気を大きく左右して毎日目にするものです。面積も大きいので部屋の雰囲気を大きく変えてしまいます。床の仕上げ方やカラーは妥協することなく慎重に選ぶようにしましょう。